世界で最も有名と言っても過言ではない国際美術展・ヴェネツィアビエンナーレ・・・
1895年から100年あまりの歴史を持つその展覧会の第47回展を観に行ったのは、もう10年も前になります。
2007年8月7日
10年ぶりに見るその街は予想に反して当時とほとんど変わらぬ姿で私を迎えてくれました。
「水の都」と言われるだけあって、ヴェネツィアの街には車道がなく
その代わりに水路とゴンドラがいたるところに見られます。
ラグーナと呼ばれる湿地帯にアルプスの雪解け水によって運ばれた土砂が堆積してできた沢山の小さな島。
118の島の地盤を固め、400もの橋を築き、石造りレンガ造りの建物に人々が暮らし始めたのは
6世紀の頃だと言う・・・建物の間の路地や水路はことのほか狭く、開発用の重機等が入れるとは思えない。
12〜18世紀の建築物が今もなお現役で使用されている訳だから、たった10年で街の景観が変わる訳がないのは納得できる。
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