link
 top > ギャラリー > No.08
さくら美術研究所 電話:(0774)64-6786 FAX:(0774)64-6787
gallery
   No.08 2007/12/04 水の都

世界で最も有名と言っても過言ではない国際美術展・ヴェネツィアビエンナーレ・・・
1895年から100年あまりの歴史を持つその展覧会の第47回展を観に行ったのは、もう10年も前になります。

2007年8月7日

10年ぶりに見るその街は予想に反して当時とほとんど変わらぬ姿で私を迎えてくれました。
「水の都」と言われるだけあって、ヴェネツィアの街には車道がなく
その代わりに水路とゴンドラがいたるところに見られます。
ラグーナと呼ばれる湿地帯にアルプスの雪解け水によって運ばれた土砂が堆積してできた沢山の小さな島。
118の島の地盤を固め、400もの橋を築き、石造りレンガ造りの建物に人々が暮らし始めたのは
6世紀の頃だと言う・・・建物の間の路地や水路はことのほか狭く、開発用の重機等が入れるとは思えない。
12〜18世紀の建築物が今もなお現役で使用されている訳だから、たった10年で街の景観が変わる訳がないのは納得できる。



今回は残念ながら美術展はお預けで、その代わりにサン・マルコ大聖堂とドゥカーレ宮殿の内部を見学する事ができた。
福音書記者・聖マルコの遺骸を祀る為に建てられたこの大聖堂は
ゴシック一辺倒のミラノ大聖堂とはちがい、ビザンティン、ルネサンスやゴシックといった
複数の建築様式が入り混じった独特の外観で内部は壁から天井まで一面、金色基調のモザイク画である。
また、その隣に建つドゥカーレ宮殿は共和国時代の総督の邸宅であり大評議会の議場でもあった。
現在は内部装飾や絵画、当時の武具等を観て回れる博物館的な役割を果たしている。


  どちらも、内部画像をご紹介できないのは残念だが、言葉でもその状況を言い表すのは難しい・・・
あのスケール感や独特の雰囲気をどんな言葉で表せば良いものか?
とにかく「すごい!」の一言である。
ヨーロッパの人々は限度を知らない・・・って感じですねっ!?
この二つの建物に限った事ではなく、ヴェネツィアの街自体が珍しい創りで、他では味わえない感覚を体験できる場所だと思います。
・・・小さいけれど大きい・・・
・・・狭いけど広い・・・
そんな不思議な街に是非、このページをご覧の皆様も一度、足を運んでみてはいかがでしょう?




★お知らせ★

2007年12月22日(土)に受験部門の無料体験講習会を開講します。
美大・美術系高校へ進学を希望される方はもちろん美術に興味がある中高生の方でしたら、どなたでもご参加いただけます。
場所:さくら美術研究所 1F教室
時間:10〜17時(昼休憩1時間・要昼食)
持参用具:鉛筆 消しゴム カッターナイフ(その他用具は貸し出しいたします)
※ 今回、ご参加いただきました皆様には素敵なクリスマスプレゼントがございます。
※ お申込方法:氏名・住所・電話番号・学校名・学年をメールまたはFAXにて前日までにお知らせ下さい。
※ その他講座もご入会・無料体験希望 受付中です。
※ 全ての講座は12月22日以外の日程でもご体験いただけます。お気軽にお問い合せ下さい。

 
 
Copyright (C)sakura-ART Institute. All Rights Reserved.